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ココノワ ブランドインタビュー

中山 康二郎

介護事業部 マネージャー

「ココノワ」はどのようなサービスですか?

放課後等デイサービスといって、障がいを抱えている学齢期(小学1年生〜高校3年生)までの子どもたちが通える施設となっています。かんたんにいうと、障がい児の学童保育というとイメージしやすいでしょうか。障がい児は高校を卒業すると、社会に出て自立しなくてはならない環境のため、社会で自立して生活をするための療育プログラムをおこなっています。

プログラムの内容は、家庭での経験をココノワでも体験できるようなイベントを中心におこなっています。季節の創作物をつくったり、おやつづくりに挑戦したり。
夏休みなどの長期休みは、公園へ遠出したり、バーベキューをしたりと大きなイベントも開催しています。

障がいを持っている子どもたちのご家族は、子どもにたくさんの経験を積ませてあげたいと思う一方で、外出先で自分の子どもがパニックになってしまったらどうしよう、といった心配を抱えている方もいらっしゃいます。ココノワでは、そういった悩みを抱えるご家族の希望も叶えてあげたいですね。

誰しも子どもの頃に経験していることを、おなじように経験してもらいたいです。
たとえば熱いやかんを触ると熱い、おもちゃのとりあいで友達と喧嘩になってしまった、など、「経験」を重ねることで人は成長していきますよね。ところが、障がいがあることで、それらの経験がうまく成長につながらないこともあります。
安全を確保した上で、湯気は熱いよね、友達と一緒に遊ぶときは譲り合うんだよ、といったことを私たちが教えることで、子どもの成長につながるような場所にしていきたいと思っています。

子どもたちに対して授業をしたり、何かを強制しているわけではないので、私たちは先生とは少し違った存在になります。あくまでも子どもたちには、のびのびと楽しく過ごしてもらいつつ、そこには、プログラムに対する目的がきちんとあって、楽しく過ごしているだけなのに、実は社会の中で自立できるスキルが身についている、という状態にすることが狙いです。

なので、怒るときはしっかり怒りますよ。人を叩いたり、物を壊したりといった、社会に出たら犯罪とみなされる行為を子どもたちがしてしまった時は、しっかり注意をします。子どもたちに親身に、密に接していこうと意識しています。

ほかの放課後等デイサービスを利用されている方に話を伺うと、学童保育のように、ただお預かりだけをしているところが多く、放課後等デイサービスの本来の目的である療育はおこなわれていないという話を聞きます。

そう考えると、ココノワはあくまで療育をおこなう場所として、プログラムの内容にはこだわりをもっています。日々のプログラムだけでなく、季節を感じられるような毎月のイベントの開催、ご家族も参加できる年3回の大きなイベントの開催など、子ども同士だけでなくご家族同士の交流を深めたりと、ご家族の方も一緒になって参加できるよう、工夫を施しています。

また、日々の活動をFacebookに日報という形で投稿しており、ご家族や利用を検討されている方に向けて情報発信をおこなっています。
ご家族からは、「文字情報だけではなく写真がついているので、何をやっているのかが分かりやすい」という声をいただいています。

プログラムに参加して何かを得ることに重きを置いているため、スタッフが少ないとプログラムをこなすだけになってしまいます。そのため、基本的には、スタッフ1名が担当する子どもは2名になるように配置をすることで、子どもへのサポート体制が常に充実するように努力しています。

なぜココノワをはじめたのか教えてください。

もともと、放課後等デイサービスという制度は、2012年にはじまった新しいものなんですね。2015年くらいに、放課後デイサービスというものがあるよ、と知り合いの方に話をいただいたことがあったのですが、当時はやってみたいという気持ちはあったものの、ソーシエグループでやるイメージがまったくなかったんです。

というのも、私が障がい者のデイサービスで働いていたこともあり、障がい者をサポートすることの難しさをよく知っていたのです。事業立ち上げに積極的な気持ちはあったものの、当時のソーシエグループの経験値では、まだ難しいんじゃないかと思いとどまり、一度話は流れてしまいました。

それから2年後くらいに、再度ココノワ立ち上げの話が浮上し、私も経験を重ねて仕事に対して自信がついたこともあったので、ぜひ挑戦したい想いを伝え、事業立ち上げへとつながりました。

昔、障がい者のデイサービスで働いていたとき、発達障害の方と接する機会が多かったのですが、こだわりが強い方ばかりでした。彼らは、一度こだわりが固まってしまうとそれを覆すことが難しく、生きづらさを抱えていました。
そもそも発達障害の方のこだわりは、どこから固まってしまうのかというと、幼少期なんです。放課後等デイサービスは、まさに幼少期、学齢期の子どもたちと接することができる場所だったため、悩みを抱える子どもやご家族の力になれるのではないかというのも、ココノワを開所したきっかけでした。

開所した当時は、信頼や安心を獲得するのが大変でしたね。地域に密着したサービスなので、保護者同士の繋がりがとても強く、最初は新しくできたあの施設、どうなんだろうね〜など警戒されていたようで(笑)
ただ、一度利用してもらうと、そこから保護者同士の口コミでどんどんココノワのよさが広まり、ご利用者さまが増えていきました。

ココノワのこだわりやビジョンとは何でしょうか?

ソーシエグループには「子どもから高齢者までケアできる会社を目指したい」という考えがあります。高齢者はすでに介護事業部でカバーしていて、その後、学童保育のキッズパスポート、放課後等デイサービスのココノワ、小規模保育園のぽとふがはじまり、学齢期、乳幼児とどんどん幅広い年齢に向けたサービスが広がってきました。
ココノワにて、障がいを持った子どもの支援をおこなうことで、多様性を大切に、すべての子どもを受け入れていける存在に、会社が成長していけたらと思っています。

事業部の連携はまだ少ないので、今後増やしていきたいですね。たとえば、今後イベントの一環として、ほかの事業部でお仕事体験をさせていただく、といった連携ができるとおもしろいかななどと考えています。先日の8月に開催した夏祭りのイベントでは、飲食事業部で運営している「林屋茶園」のわらび餅の販売もおこないました。これから少しずつほかの事業部と連携を広げていきたいです。

ココノワの今後の目標とは?

ココノワは現在1事業所のみなので、もっと事業所数を増やしていきたいです。もっと多くの、障がいを抱える子どもたちを支援したいと思っています。ただ、放課後等デイサービスの運営は、制度に左右されることも多いので、難しいところはあります・・・

あとは、ゆくゆくはココノワ卒業後の受け皿をつくってあげたい、という考えもあります。

スタッフへの教育制度も整えていきたいです。まだまだ行き届いていないところもあるので。ココノワが目指している目標に対して、スタッフ全員が同じ方向を向き、歩んでいけるようになりたいですね。
いろいろな経験を持っているスタッフがいるので、あらゆる提案、技能、趣味などを取り入れてプログラムを盛り上げてきたいです。そのためにも、まずは既存のサービスの基盤づくりが大切ですね。

当たり前のことが当たり前にできていない施設が多いな、と感じていますので、ココノワではそうならないよう、どんな些細なことでも家族に報告、スタッフ間で共有するなど、当たり前のことを高いレベルで提供し続けられるような環境へ変わっていきたいと思っています。

スタッフや施設はどんな雰囲気ですか?

ココノワでは、20〜70代のスタッフが働いています。年齢、性別ともに幅広い層のスタッフが多いですね。主婦層が多いかな。ほぼほぼ未経験です。資格はあるけど、障がい者向けの施設では初めて働くという方もいます。子どもが好き、という方ばかりです。

スタッフの前職はかなりバラエティに富んでいて、おもしろいですよ(笑)
掛け軸屋さん、電気工事士、リフォーム屋さんの息子、趣味でヨガをやっている方、農学部出身者など・・・
みなさんの経験がプログラムの内容に活きているのも、ココノワの特徴でもあります。ヨガや家庭菜園、電流の実験などを日中のプログラムに盛り込んだりしています。

経験、未経験はあまりこだわらずに採用しています。資格に関しては一時期は優先していたけれど、今は資格を持っているメンバーが揃ってきたので、特に基準などはありません。保育士、教員免許、幼稚園教諭取得、社会福祉学部、心理学部出身だと、望ましいですね。

今は「スキルチェックシート」というものを作成して、レベルに沿って研修を進めています。施設に通う子どもたちの名前と顔を覚えていくところからはじまり、最終的には障がいの特性に応じて対応ができるようになるところまで、研修をおこなっていきます。社員の場合は、コンプライアンスの部分など、整えておかなければならない書類の書き方などを学んでもらいます。

スタッフたちは全員、アットホームで和気藹々とした雰囲気の中、仕事に取り組んでいます。パートさんだったりすると近隣の方が多いようで、家族同士のつながりがあったりするようです。

スタッフが増えたこともあり、あらためて制度を整えている最中です。

どんな人といっしょに仕事がしたいですか?

経験、未経験は問いません。自分で考えて行動ができる人にきてほしいですね。
言われたことだけをやっていればいいのではなく、そこに向けてどうやって進めばいいのか考える力がある人、先を読む力がある人がいいですね。あとは、成長意欲がある人!なんでもやってみよう、とチャレンジ精神のある人だと活躍の場が一気に広がると思います。

とりあず仕事をしにきました、ではなく、働く目的や自分がやりたいという意欲を持ってココノワにきてほしいですね。子どもが好き、というのも大切かな。

あとは、ココノワでの業務は、ルーティンワークのように見えてイレギュラーが多いんですね。なので、臨機応変に対応できる能力も必要かと思います。
・・・いろいろとハイレベルなことを言ってしまったような気がしますが(笑)、一般的な社会人マナー、コミュニケーション能力、常識があればOKです。「AとBどっちにする?」と聞いたら、「A(もしくはB)」と答えられれば大丈夫です。これが「C」と答えられてしまうと、ちょっと難しいかもしれません。やはり、障がいを抱える子どもたちと向き合う上で、正しいコミュニケーションができるかどうかは最低条件になりますね。

私もそうでしたが、社会福祉法人など、決まりきったルールや制度があるところで働くと、いろいろと提案しても、前例がないからダメ、と断られることがあるんですね。ココノワでは突っぱねたりせずに、スタッフの意見や提案も取り入れていこうと考えてますので、自分でやりたいことがあったのに環境のせいで叶えられなかったという人は、ぜひいらしてください。一緒によりよい環境をつくっていきましょう!