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キッズパスポート ブランドインタビュー

西田 幸次

英会話学童事業部 事業長/キッズパスポート あかね台 責任者

「キッズパスポート」とはどのようなサービスですか?

キッズパスポートでは「地元でホームステイ」をコンセプトに、子どもたちが地元にいながら海外に留学しているような、毎日の生活の中で英語を身につけられる環境をご用意しています。

学校が終わり、見慣れた地元の風景の中、スクールの扉を開けると、そこには外国のような雰囲気で過ごせる放課後が待っています。楽しい、ワクワク、ドキドキを抱えながら、日本語を自然と覚えたように英語を習得できるのが、キッズパスポートです。

スクール長として、時にはお料理担当として、子どもたちと触れ合い、日々の表情に気を配りながら、子どもたちの成長と「やりたい!」という意欲を育んでいきたいと思っております。

なぜキッズパスポートをはじめたのか教えてください。

ソーシエグループとして、「高齢者のお預かり」という観点での事業展開をする中で、「子どものお預かり」としての事業を、ソーシエグループで地域に展開することを考えたことが、キッズパスポートを立ち上げたひとつの理由です。

近年、「子どものお預かり」のニーズは大変多く、社会全体として学童サービスを増やしていかなければなりませんが、公共団体が提供するサービスだけでは、不足が発生している状況です。
そのため、公共の学童サービスには提供できない、遅い時間までのお預かりや、送迎、習い事の要素を取り入れた、学習要素が高いサービスを提供することで地域の課題を解決する「民間学童サービス」が都心を中心に増えてきています。

それらを私たちのグループの強みを生かして、地域にない、しかしニーズのあるサービスとして提供できないか?と考えた時に、「お預かり・食・英語」というキーワードがあがりました。スタッフの知り合い、家族などで英語の経験豊富な人材との出会いと、グループ全体で培ってきた「食・お預かり」という特徴を活かす事業アイディアが生まれました。

小学生の放課後の約3〜5時間のお預かり時間中に、さまざまなプログラムを経験しながら、外国にホームステイしているような英語学習環境を提供する。多くの学習塾で見られるインプット中心の英語学習と比較して、アウトプット(=話す)という部分に重点を置き、「話せるようになること」を第一として考えたスクールにすること。

また、同様のサービスを提供している民間学童では、スナック菓子や配膳弁当を提供しています。ソーシエグループのバックボーンである飲食の強みを活かし「手づくりのお料理の提供」ができれば、子ども達はもちろん、保護者さまにも、安心・満足なサービスが提供できると考えました。そしてそれらの強みを融合することで今まで以上に、地域により貢献できる事業となるのではないかという仮説をもち、事業展開を決めました。

キッズパスポートのこだわりやビジョンとは何でしょうか?

まずは、「預かり」というベースの中でサービス提供の対象を「高齢者」から「子ども」へ広げた最初の事業という意味合いが大きくあります。
さらには、これまでの介護事業にはなかった「教育」という観点で、その後の保育事業や障がい者の学童保育、大人の就労移行支援事業へとつながった事業という意味合いがあると考えます。

また文化や習慣の違う外国人の雇用も発生しますので、会社としてもスタッフとしてもよりインターナショナルで、ダイバーシティな人材が組織に入ってくることで、これまでとは少し違った観点で物事を考えたり、ルールをつくったりという変化が生まれ、より広い視野で物事や事業展開を考えられるようになったと思います。

ただし、お客さまはほとんどが日本人。そのため、外国人のスタッフにも、顧客がどう考え、何を欲しているのか?という、顧客視点の考え方をベースにしたサービスの提供を重視して、自分たちのサービスがどうあるべきか?を常々考え、それらをルール化しています。

ソーシエグループとしては、シェフズデイサービス、ココノワ、ぽとふでのお預かりという共通観点での事業として仕組みの情報共有をおこなったり、飲食事業部とは銀のさらのお寿司イベントを開催するなど、グループとしての繋がりも大事にしています。

キッズパスポートの今後の目標とは?

事業展開をはじめて数年が経過し、生徒さんの英語力の成長を、本人・保護者さまを含めて実感していただけるようになってきました。
これまでの英語習得の塾やスクールに比べて、子ども達にとって、もっとよい英会話学習環境やスキルアップのできるサービスが提供できると思い、その学習内容にこだわり、オリジナリティーのある内容をつくり積み重ねてきた結果だと思っています。
ほかの地域にもキッズパスポートを出店し、より多くの子ども達の将来によい影響を与えながら、働く世代のお客さまにも必要とされるスクール運営を広げていきたいと思っています。

現在は、小学生以降の子どもたちを対象に事業をおこなっていますが、今後は未就学児(小学生未満)への英語学習のサービス展開も視野に入れています。地域でより多くの子どもたちに、英語を通じて将来の選択肢・可能性を広げられるスクール展開をしていきたいと考えています。

先生やスクールはどんな雰囲気ですか?

キッズパスポートの先生たちは、日本だけでなくさまざまな国で、英語を教えた経験のあるネイティブの先生や、海外での生活経験があり結婚などをきっかけに日本に住んでいるバイリンガルの先生が多く働いています。

子どもたちに英語を教えるという中で、大人と違い、根気強く繰り返し教えていく必要があります。先生たちは子ども達に、英語を身に着けてもらうという気持ちを強く持っており、子ども達の成長を一番に考えて接しています。諦めずかつ子どもたちに真面目過ぎず、興味をもってもらえるように色々なアプローチや引き出しをもったクリエイティブな方達が働いています。

英語のテキストは子ども用も大人用も沢山あり、テキスト通りにやれば問題ないと考えているスクールが多くあり、生徒さんの英語力が向上しているかどうか?が軽視され、外国人の先生が教えるだけという環境も多くあります。

しかしキッズパスポートでは、教科書は一切ありません。さまざまなアクティビティーを通して、多くの表現や文法などを自然に学ぶ環境づくりを日々、子どもたちと一緒に生活・レッスンをする中で独自につくり上げ、子ども達それそれの英語スキル沿った教育をしています。

どんな人といっしょに仕事がしたいですか?

英会話学童ですので、英会話を教えることはもちろん大切なことですが、ただ英語を教えたり文化の違いを教えるだけではありません。短時間の塾のレッスンと違い、長時間お預かりする中で、先生たちと一緒に過ごしながら、英語でコミュニケーションをとります。今後子どもたちが成長していく上で、必要な人間形成や人格形成といった部分で、ミスなどを恐れず、トライ・チャレンジできる支えとなり勇気づけをしながら後押しするのが、先生たちの役目だと思っています。

子どもたちひとりひとりの英語スキルはもちろん、性格やその日の状態などにも気を配りながら、保護者さまも上手に巻き込んで、子どもたちにとってよい英語環境を整えてあげたいです。ホームステイ感覚という部分で、家族のような信頼関係を子ども達と築ける方に入って欲しいです。