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グリとニル ブランドインタビュー

田村 直己

グリとニル 茅ヶ崎店

「グリとニル」はどのようなサービスですか?

グリとニルでは、西洋料理、日本料理、日本酒、ワインとジャンルを問わない、幅広い食事のスタイルを提供しています。
「グリとニル」という一風変わった店名も、「グリル(焼く)とニル(煮る)」からきています。

茅ヶ崎は海が近いため、開放的で和気藹々としたお店が多いんですね。その中でも当店は、隠れ家的な雰囲気で、特別な空間が特徴。普段の日常では体験できないような空間や心地よさの中で、おいしい料理とお酒を楽しんでいただけるよう、「新しい価値」を提供しています。

また、茅ヶ崎は湘南の中でもローカルな街。個性的な個人店も多く、いつも多くのお客さまで賑わっています。一般的なビストロだと、この街では埋もれてしまうと考え、日本のグリルの文化である串焼きを加えたり、ワインと同じくらいの種類の日本酒を揃えるなど、和と洋がそれぞれ楽しめるお店づくりを目指しました。

なぜグリとニルをはじめたのか教えてください。

ソーシエグループの飲食事業部は、「宅配寿司 銀のさら」からはじまっていますが、昔から、オリジナルの店舗でビストロをやりたいね、という話もありました。
グリとニルの出店準備を進めていた時期に、串カツ田中の出店準備も進んでいたのですが、偶然、串カツ田中の出店候補となった物件がかなり広かったんです。そこで、ひとつの物件を分けて、オリジナルのお店をはじめるのはどうだろうかと話が進み、「グリとニル」が生まれました。

オリジナルの店舗を出店する理由のひとつに、ソーシエで働くスタッフの憩いの場を提供したい、というものがありました。スタッフたちが気軽に訪れることができるお店が欲しい、自分たちが誇りに思えるお店が欲しい。そんな想いと、いくつもの縁があって、チェーン店ではない、オリジナルのビストロが生まれました。

入り口や天井の高さなども、理想としていたお店のイメージにぴったり。入り口は奥まったところにあり、扉を開けると、目の前にカウンターやキッチンがバッと目に入るようなつくりにしています。
初めて当店にお越しいただいたお客さまに、こんなお店があったんだ!、と感動していただきたくて、入り口にもこだわっているんです。
お客さまからは、こんな所にお店があったんだね、おしゃれでおもしろいつくりだね、などと喜んでくださる方が多くて嬉しいですね。

入り口だけでなく、店内のつくりにもこだわりがあります。なかでも「中二階のロフトスペース」は私のおすすめ。中二階は天井が低くて、1階とはまた違った雰囲気が楽しめます。

グリとニルのこだわりやビジョンとは何でしょうか?

グリとニルでしか味わうことのできない、料理やお酒にこだわっています。
たとえば、当店の人気メニューのひとつである「濃厚・鶏レバームース クルトン添え」は、オリジナルの配合で味を整えて低温でゆっくり火を入れていますし、ワインは、厳しい条件のもとつくられるBIOワインをご用意するなど、一般的なレストランでは味わえない、こだわりの「食」を揃えています。

特に日本酒とワインのラインナップの豊富さは、当店の自慢。それぞれ、およそ30種類ずつ取り揃えており、ほかの飲食店に比べてかなりの数のものを提供しています。
入社した頃は、覚えるのに苦労しました(笑)

種類が多いということは、その分選択肢があるということ。お客さまには料理だけでなく、お酒を選ぶことも楽しんでいただきたいです。
おいしい料理やお酒は、提供するまでに時間や手間がかかります。けれど、お客さまが口にしたときに、おいしい!と喜んでいただけることで、自分たちの自信にもつながります。
お客さまが笑顔で食事を楽しんでいらっしゃるのを見ると、私たちも嬉しい気持ちになりますね。

もともと創業料理長はフレンチ出身。焼き鳥の修行をしたことがある方や、和食や日本酒に強い方、ほかにもイタリアンとイタリアワインが強い料理人の方などが集まり、いろいろな料理を提供するようになりました。オープンしてからも今日までお客さまの要望に応えながら、新しい料理を提供し続けています。

ジャンルにとらわれず、ワインや日本酒に合うおいしい料理を幅広くお客さまに提供しよう、というのがグリとニルのコンセプトでもあります。
メニューは、料理は料理長が、お酒は試飲会や酒蔵、ワイナリーに行き、自分たちがおいしいと感じるものをセレクト。知識のある担当者が、試作や試飲を重ね、こだわり抜いて選んでいます。
私は、カクテルや、ノンアルコールドリンクのメニューを担当していますよ。

また、常連のお客さま向けに「感謝祭」というイベントを実施しています。常連のお客さまを呼び、その日だけの特別なコースを提供するというイベントです。
その日限りのメニューで、その日限りの幸せなひとときを過ごしていただいています。

感謝祭の日は、全従業員が出勤し、お客さまとの会話を楽しむ。食後は、スタッフもお酒を飲みながら交流を深めています。イベントを通じてコミュニケーションを深めることで、お客さまとスタッフの距離もぐっと縮まります。流動的なお客さまが少ない分、何度もお店に通っていただけるように、こういった取り組みをおこなっています。ほかの店舗ではあまり聞かないですね。

グリとニルの今後の目標とは?

グリとニルは、ひとつのジャンルだけでなく、あらゆる料理、お酒を提供していることがひとつの強みですので、料理とお酒のラインナップは茅ヶ崎No.1を目指していきたいですね!その地域で、新しい価値を提供していく。グリとニルが掲げている想いでもあるため、茅ヶ崎のみなさんに喜んでいただけるよう、お店もスタッフも成長していきます。

また、さらなる店舗の拡大も考えております。いずれは飲食事業部から独立した事業を立ち上げられるようになりたいですね。

グリとニルは、ソーシエグループ唯一のオリジナルブランド。当店で働いているスタッフはもちろん、ソーシエグループで働くみなさんが誇りに思えるようなお店を目指していきたいです。

スタッフやお店はどんな雰囲気ですか?

今働いているスタッフは、「飲食が好き!」という気持ちが強い人が多いですね。 お客さまを喜ばせたいという想いが強く、個性的。こういう料理やお酒を出したい、こういう接客がしたい、こんなお店づくりはどうか、と自分から発信してくれるスタッフが集まっています。みんな探究心がありますね。

料理長は、洋食和食の調理に長けているだけでなく、唎酒師という資格も取得しており、幅広く見識がある方です。
スタッフの中には、クルーからそのまま社員として働いている方や、美容師として働きながら、料理を学びたくて働いている方、もともとお客さまとして通っていて、グリとニルが好きで働きはじめたという方もいますね。実は3つ目の元お客さんは、私でもあります。

グリとニルへの愛情たっぷりなスタッフばかりなので、とてもいい雰囲気の中、みなさんのびのびと働いていますね。

仕事中も、スタッフ同士でミュニケーションや情報共有しあっています。お客さまの状況を伝えたり、忙しくなってきて顔がこわばってしまっているスタッフにジョークを入れて、リラックスさせたり。細かいルールはありませんが、お客さまを喜ばせるためにはどうしたらいいかと、みんなが自然に考えるようには意識してもらっています。

そのための取り組みを、ひとりひとりがしてくれていますね。目的や方向性は同じところを向くように指導しています。

教育に関しては、一通りの接客のフローやマナー、ルールは教えますが、最低限の接客力を身につけてもらった後は、スタッフひとりひとりの個性を尊重しています。
グリとニルでは、お客さまの、こんな料理やお酒ってある?という希望に応えるようにしているため、お客さまをどう喜ばせるか、接客の柔軟性が身につくようになりますね。

飲食と労働環境は、切っては切り離せない関係。ソーシエグループでは、各事業部で労働環境の改善に、積極的に取り組んでいます。私たちのチームは、ほかの事業部に先駆けて、完全週休2日を目指して取り組んでいます。オリジナルの店舗だからこそ、実験的にいろいろなことにチャレンジすることも。

ソーシエグループは飲食事業だけでなく教育福祉事業もあるため、異なる事業との交流が多々あります。飲食の知識だけでなく、プラスアルファの知識が身につくのは、会社の魅力でもありますね。

どんな人といっしょに仕事がしたいですか?

私もそうですが、グリとニルで働いているスタッフはみんな飲食が大好き。なので、飲食が好きな方に入って欲しいですね。一緒にお店を盛り上げたい!と思ってくれる方と一緒に働きたいです。

飲食業はサービス業のひとつ。根底として、人を喜ばせたい、笑顔になって欲しい、という気持ちがあるかどうかも大切だと思います。
また、料理やお酒に対しても探究心を持っていただきたいです。「食」をどんどん極めたい、習得した資格をいかしたい、そんな方も大歓迎です。

飲食業は、あらゆる知識や柔軟性が求められる仕事でもあるため、グリとニルであらゆる経験を積み重ねて、身につけて欲しいですね。

まずは一度当店にご来店いただき、お店の雰囲気やコンセプトを感じていただきたいです。グリとニルには、スキルや経験がなくても、熱意があればスキルアップできるような環境がありますので、ぜひ飲食業でチャレンジしたい方、お待ちしています!